聴くことは難しい。
話を聴いているつもりが、相手の言葉尻をとらえて、いつの間にか自分の話へと誘導することが多い。
途中で、しまった、と気付くこともあるが、いったん自分の話を始めると、なかなか終わらせることができない。
話を十分に聴いてもらえると、人は自ら問題解決に向かうという。元々答えは自分の中にあるから、聴き手が鏡になれば、話し手自身の答えが反射して返ってくるものらしい。
相手の力を信じて待つこと。
相手の鏡になること。
光る鏡になれるように、曇ったこころを少しずつ磨いてゆこう。
簡単ではないけれども。